Mayのブログ

読んだ本についての感想など。

2022-01-01から1年間の記事一覧

新約聖書と献金問題

安倍元総理が亡くなった事をきっかけに、ある宗教団体について、政治家との関係や、宗教2世、献金トラブルなど、様々な問題に目が向けられるようになりました。その中でも私が特に気になったのは、献金問題です。そういえば新約聖書にも献金についての記述は…

「嵐の地平」 C・Jボックス

このシリーズ…毎回毎回感想書くのもなんだかなあ、と、思いつつ、やっぱり書いちゃうよね。猟区管理官ジョー・ピケット、 シリーズ最新刊「嵐の地平」❗️✨…の、感想。今回のお話は、前回から少しだけ続いている部分もあるので、前回の「越境者」も読んだ方が…

「免疫学の巨人」

ニールス・イェルネ(1911-1994)と言う方をご存知でしょうか?1984年、ミルスタイン氏、ケーラー氏と共に、「免疫系の発達と制御の特異性に関する理論と、モノクローナル抗体の生成原理の発見」という、私にはチンプンカンプンの研究で、ノーベル医学・生理…

「ヘルタースケルター」 岡崎京子

…先々週かな。たまたま「ヘルタースケルター」という漫画についての感想ブログを読んだんです。そのブログの作者は女性のようで、読みながら私は、「へー、こういう感想もあるんだ〜」とか思ったりしてました。そう言えば以前テレビで、玉城ティナさんが好き…

「シナプスが人格をつくる」ジョゼフ・ルドゥー著 森憲作監修 谷垣暁美訳

「オヤジ、心って何だろう?ただの電気信号システムなのかな?それとも手でさわって確かめられるものなのかな?」この本は、アニメ「シンプソンズ」の、バートシンプソンのこのセリフから始まります。 こういうと、脳科学の難題も子どもの素朴な疑問も同列の…

「脳科学は人格を変えられるか?」 エレーヌ・フォックス

脳と人格の関係を科学的に分析した内容の本です。楽観的な人格を「サニーブレイン」、悲観的な人格を「レイニーブレイン」と表現して、このふたつの相違を中心に検証しています。自分が楽観的か悲観的かが分かる、簡単な心理テストのようなものもあり、私は…

「孫と私の小さな歴史」 佐藤愛子

最近テレビでは戦争と疫病のニュースばかり…。そんなニュースばかりの気が滅入る毎日を少しでも癒そうと、近所にある「本の貸し出しを行う施設」に、行ってきました。「図書館」…ではないんですよ。まあ、細かい事はさておき、その施設内にある貸し出しコー…

「朝が来る」 辻村深月

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.望まない妊娠によって出産した女性と、その女性が産んだ子どもを養子として迎えた女性の話です。辻村深月さんの本を読むのはこれが2冊目。最初に読んだ本でも感じた事なのですが、辻村深月さんという作家さんは…

「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン

✽.。.:*・゚ ‍⬛✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ‍⬛✽.。.:*・゚ ✽普段ほとんどSF小説を読まない私ですが、なんとなく惹かれるものがあり購入した本です。(2020年12月発行のハヤカワ文庫SF)そして、あとがきや解説を読み、この作品が多くのSF小説ファンに愛され続けてきた事…