「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
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普段ほとんどSF小説を読まない私ですが、なんとなく惹かれるものがあり購入した本です。(2020年12月発行のハヤカワ文庫SF)
そして、あとがきや解説を読み、この作品が多くのSF小説ファンに愛され続けてきた事や、
表紙の絵が作品のイメージにピッタリなところに、何か心が暖かくなりました。
本というものは、多くの人々の想いがあって、こうしてひとつの作品になるのだなあ…と。…( ˘͈ ᵕ ˘͈♡)
前置きが長くなってしまいました(>_<)💦
肝心の本の内容はというと…、
主人公が冷凍睡眠で30年間の眠りにつくというタイムリープものです。
波乱万丈で、謎もあればロマンスもありという、盛り盛りの濃い内容になっていると思います。
読みながらいろいろな感情を味わう事ができて、退屈しませんでした。
さらに個人的な事を言えば、主人公が物を作るのが好きなところや、相棒の猫をとても大切にしているところに好感が持てました。
主人公は、親友にも恋人にも裏切られて大切な財産も失うけれど、そんな困難を乗り越えて最後には幸せになります。
タイトルの「夏への扉」は、
冷凍睡眠から目覚めるという事の隠喩かな?
とか、いろいろな事を想像させられ、深い意味があるような印象を受けました。