Mayのブログ

読んだ本についての感想など。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「リオノーラの肖像」 ロバート・ゴダード

私はたまに小説を読んだあと、「もしもあの時アレがアレでなかったら……」なんて考える事があります。そして今回も、「もしもリオノーラさんのお父さんが戦争にいかなかったら、彼女は家族揃った家庭で幸せに暮らし、兄弟も産まれ、貴族の称号も失われずにす…

「闇の奥」 ジョゼフ・コンラッド

この作品は、映画「地獄の黙示録」の原案になったもので、人種差別などの人間が持つ心の闇や、狂気を感じさせる内容でした。冒頭、小型帆船がテムズ河に停っている平和な描写があり、その後、主人公のマーロウさんが乗り合わせた人たちに思い出ばなしを語り…