「ライ麦畑でつかまえて」 J.D サリンジャー
1980年12月8日。
ビートルズのジョン・レノンさんが銃弾に倒れ、撃った犯人がその時ポケットに忍ばせていたのが「ライ麦畑でつかまえて」という本だったというのは有名な話です。
高校生の時にその話を知った私は、早速「ライ麦畑でつかまえて」を購入して読みました。
でもその時読んだ感想はなんだかボンヤリした感じ…
あんまり詳しく覚えていなんですよ。
覚えるほどのストーリーが特にないというか…、
いや。なくもない。
学校を辞めさせられた主人公が、実家へ帰るというストーリーです。
特にハラハラするでもなく、解きたくなる謎がある訳でもありません。
ですが、私はこの本がとても好きです。
主人公ホールデン君の語る言葉には、ティーンエイジャー特有の繊細な感性が溢れていたり、
彼が出会う人や知ってる人について語る時「あ〜、そういう人いるよね。」って、思ったりするところとか、そんなところが好きなのだと思います。
今回この本を読み返して、主人公のホールデン君はなんだかカワイイなあと思いました。
高校生の私が読んだホールデン君は、尖った印象だったのに。
私も歳をとったなあ…。
まあこの本は、自分で実際に読んでみて良さを感じる本かなと思います。
どの本でもそうかもだけど…。