鷹の王 C・Jボックス
前回、「狼の領域」という本のブログを書いた時、大切な登場人物の事を書き忘れた!…と、思いました。
それがこの小説の主人公、ネイトです。
ネイトは普段、「ジョー・ピケットシリーズ」の中では、「謎の組織に追われているために隠れて暮らし、ジョーが困っている時には手を貸してくれる人物」と、いう役どころです。
例えて言うなら、「水戸黄門」で言うところの「風車の弥七」みたいな…。(例え古…💦)
そんな、とっても強くて頼りになる存在です(^^)
ところで、何故この本のタイトルが「鷹の王」なのか?と、言うと、
それは彼が鷹匠だからです。
そして本書には、彼が鷹匠になった理由…、彼が謎の組織に追われている理由…などが書かれています。
その謎の組織は、今までの敵とは全く異なる本物のプロです。
なので、ネイトの大切な人々に危険が迫っている場面は本当に迫力がありハラハラします。
もちろんジョーも例外ではありません。
なのに彼は逃げないんですよね…
相変わらずというか頑固というか…
そんなジョーを説得する時のネイトのセリフはとても印象的です。
ネイトが本心をここまで明かしたことは今までにないからです。
この小説は、シリーズのファンにとっては待ち望んでいた書ではありますが、はじめて読む読者にとっても、ネイトというキャラクターの魅力やアクションの迫力は十分に伝わるものだと思いました。
そして、彼等の強い絆も…(^^)