先日、書店で「つぼやきのテリーヌ」と、いう本を購入しました。
森博嗣さんのエッセイは、ちょっと前から読んでみたいなと思っていたのです。
本を手に取って最初に思った事は、1〜100まで見出しがあって、きっちり2ページずつ文章が続いているのは、読み手にとっては読みやすくて良いなあという事です。
一方、本の内容について心に強く残った事はびっくりするほどありませんでした。
それは、私自身の問題なのか本の内容が理由なのかはよく分かりませんが、半々といったところではないかと思います。
心に強く残った事はなくても感想くらいはあります。
それは
「さっぱりとしていていて発想がおもしろい。」と、言う感想です。
森博嗣さんの小説は、2冊読んだことがあるのですが、小説を読んだ時にも同じような感想をもちました。
ご本人のお人柄なのでしょうか。
とはいえ、心に残った事も少しくらいはあるので、それについて書いてみたいと思います。
見出しの番号と合わせて書いていきます。
41.モグラというものはとても身近にいるのに
姿を見た事はない、というのは不思議だなあと思いました。
68.微妙と言う言葉の使い方、私はいつも間違えていたんだなあと思いました。
81.謝罪の気持ちをお金に換算するといくらか?なんて言われて、大抵の人が言葉につまるのは当たり前だけど、謝罪する側の人が、感情抜きに自分のミスの適正価格をどう見積もるのかは興味深いなあと思いました。
まあ、ざっと上げるとこのくらいです。
心に残った事は大して無くても、発想がユニークなのでたまに読み返してみたくなる本です。
こんなふうに言うと全然褒めてないように見えますが、そんな事はありません。
私はこの本、好きです。
最後に、解説についても少し書きたいです。
解説は、もと「Berrz工房」の「ももち」こと、嗣永桃子さんが書かれています。
テレビでみた感じのままなのですが、素直で新鮮味があり、私は悪くないと思いました。
でも、ハートマークの乱用はヤメロと思いました。