Mayのブログ

読んだ本についての感想など。

「弁護側の証人」という本のこと

最近推理小説を読まなくなった私がこの本を手に取ったのは、たまたまです。
裏表紙に書いてあるあらすじをざっと読んだ時、「なんだか良さそう…。」と、感じたからです。
そして、その予想は当たっていました。

この、「弁護側の証人」が書かれたのは、昭和30年代。著者は現在すでに亡くなっています。
そのせいか、文章のそこかしこに古臭さが感じられ、けれどもそこがレトロな感じで、この作品の魅力にもなっていると思います。
読み終わったあと、もう一度、あらゆる場面での文章を確認せずにはいられなく、してやられた感でいっぱいでした。
この本のオビに書いてある、「映像化絶対不可能」と、いう言葉にも「だよねー!」と、相づちを打ちたくなります。

こんな私の感想、なんのことやらサッパリ…と、思いつつ、少しでも興味を持たれた方は、この文庫を手に取って、ご自分の目で確かめてみて下さい。
ぜひぜひ(^^)